積読を読んではくずし…ツミヤマです。
4年に1度しかない2月29日、何か特別な気持ちになりますね。
今回は2月の総集編。今月読んだマンガをサクッと紹介したいと思います。
冒険者絶対殺すダンジョン 道満晴明/メディアファクトリー
女子高生2人組がダンジョンのスタッフに転生して、冒険者を返り討ちにしたりモンスターと闘ったり罠にかかったり… ポップな表面にビターでブラックなユーモアを内包する道満節は健在。
転生モノらしく、不死身のチートを活かしたハチャメチャ具合ですが、時々心にズシンとくる場面もあり、なかなか油断のできない作品です。
個人的にこのタイトルのフォントがどストライクでした。いいな…これ…。
森のドロップス 銀ねづ/メディアファクトリー
高校2年生の新人漫画家とは、驚きです。ニュースター誕生か?
ファンタジー世界にぐいぐい引き込まれていく、魅力的な絵柄と構図。
読んでいて穏やかな気持ちになる、癒されの一冊でした。
漫画の合間のページに出てくる謎生物がいちいち可愛くて。
九井諒子先生やあらゐけいいち先生のような、独自の世界観がありましたね。
リスやハムスターなど動物好きの方には特にオススメです。
運命の巻戻士 木村風太/小学館
コロコロコミックの人気作とのうわさを聞いて既刊5巻までをイッキ読み。
こ、これ…面白すぎるッ…!
不慮の事故や事件で命を落とした人を、右眼に仕込んだタイムマシンで何度もタイムリープしながら助け出す「巻戻士」を主人公とした、いわゆる死に戻り系の作品。
死んだら自動で戻るのではなく自分で能動的にタイムマシンを起動しなければならなかったり、タイムマシンを起動した本人しか記憶を引き継げなかったりと、スリルと謎解き要素もあり。
主人公のクロノは記憶力は良いものの、これといって特別強かったりするわけでもないので、何度も何度も繰り返しパターンを覚えることで最終的に良い未来をつかみ取っていきます。
この努力の過程はまるで「死にゲー」に何度も挑んでクリアしていくゲームプレイヤーのようで、これがゲームっぽさを感じる要因なのでしょうね。
過去の人の運命を変えるのは、未来に影響するので今までなんとなくタブー感がありましたが、それを見事に打ち破ってくれたなと感じました。
カンダタおねえさんの地獄スローライフ 19歳/秋田書店
地獄の責め苦を、ベテランすぎて慣れちゃった無敵すぎるカンダタお姉さんと一緒に楽しんじゃおう!という、ちょっとエッチでグロい地獄コメディ漫画。
地獄コメディといえば「鬼灯の冷徹」を思い出しますが、こちらの主役は責められている囚人のほう…なので毎回槍が刺さったり血が噴出したり、骨が見えたりは日常茶飯事。
内臓も骨も全部見えちゃうくせに乳首は見せないというのは、少年誌ラインの複雑さを感じますね。
お手軽に読めて笑える優秀なギャグマンガ、おねショタ属性もあり色々お得でした(何)
異世界サムライ 斎藤勁吾/メディアファクトリー
話題沸騰、待望の3巻発売ということで。
戦って死にたいのに、強くなりすぎて元居た世界で死ぬことができなくなった「死にたがり」の武士、ギンコが死に場所を求めて流れに流れ、辿り着いたのは異世界。
ここ最近流行りの異世界転生モノとは一味違うモノを感じます。
「ヴィンランド・サガ」に出てくる、ヴァルハラに招かれるために勇猛に戦って死にたがるヴァイキングみたいな思考で、次々と現れる魔物に突貫していくギンコ。
主人公がほかの誰よりもダントツでイカれてるのがいいんですよねぇ。
彼女を待っているのは望み通りの死か、それとも価値観が変わる出会いか…3巻では世界観についても触れられたり、この世界最強の魔王の存在が明らかになったりなど…今後どうなるか楽しみな作品です。
ぽんぽこのやらかし百物語 アンソロジー/ホビージャパン
個人勢、動画勢VTuberの星、甲賀流忍者ぽんぽこさんのやらかしエピソードが待望の漫画化。
参加クリエイター:大川ぶくぶ/P丸様。/ガしガし/ゆき だるま/さかなこうじ/森永あやみ/北宮あみ/ほのぼのピーナッツくん/どてらぞぬ/シカ/ふぁっ熊/くまみね(敬称略)
数多くの作者がぽんぽこさんのやらかしを次々と披露。
人の話だからまだいいですけど、自分のやらかしと置き換えて考えてみると…下手なホラー漫画よりゾッとするエピソード多数でした。
配信でも語られているので下の2本も併せて是非!↓↓↓
以上、簡単な2月のまとめでした。それでは、また。
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