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「このマンガがすごい!2024」予想答え合わせ編

その他

積読を読んではくずし…バーチャル書店員のツミヤマです。

12/13(水)、待ちに待った「このマンガがすごい!2024」が発売となりました。

前回記事でランキング上位のタイトルを予想しましたが、今回は答え合わせ編です。

さぁ、予想的中率はどれほどのものか?

早速確認していきましょう。

予想のおさらい

私ツミヤマの予想はこちらでした(詳細は「このマンガがすごい!2024」を大予想!を参照)。

・オトコ編

◎本命 「サンダー3」 池田祐輝/講談社

〇対抗 「バンオウ-盤王-」 綿引智也、春夏冬画楽/集英社

▲単穴 黄泉のツガイ 荒川/スクウェアエニックス

△抑え 「ダイヤモンドの功罪」 平井大橋/集英社

☆大穴 「自伝板垣恵介自衛隊秘録」 板垣恵介/秋田書店

・オンナ編

◎本命 「ふきよせレジデンス」 谷口菜津子/KADOKAWA

〇対抗 「いやはや熱海くん」 田沼朝/KADOKAWA

▲単穴 「おちたらおわり」 すえのぶけいこ/講談社

△抑え 「艮(うしとら)」 山岸涼子/講談社

☆大穴 「天幕のジャードゥーガル」 トマトスープ/秋田書店

さぁ、果たして今年はどのような結果になったのでしょうか?

今年の順位発表

宝島社の公式HP(https://konomanga.jp/special/146054-2)に公開された、今年のトップ10作品はコチラ!

・オトコ編

  • 1位 ダイヤモンドの功罪 平井大橋/集英社
  • 2位 黄泉のツガイ 荒川弘/スクウェア・エニックス
  • 3位 神田ごくら町職人ばなし 坂上暁仁/リイド社
  • 4位 サンダー3 池田祐輝/講談社
  • 5位 平和の国の島崎へ 濱田轟天、瀬下猛/講談社
  • 6位 ウスズミの果て 岩宗治生/KADOKAWA
  • 7位 胚培養士ミズイロ おかざき真里/小学館
  • 8位 スキップとローファー 高松美咲/講談社
  • 9位 砂の都 町田洋/講談社
  • 9位(同率) ルリドラゴン 眞藤雅興/集英社

・オンナ編

  • 1位 うみべのストーブ 大白小蟹短編集 大白小蟹/リイド社
  • 2位 気になってる人が男じゃなかった 新井すみこ/KADOKAWA
  • 3位 いやはや熱海くん  田沼朝/KADOKAWA
  • 4位 クジャクのダンス、誰が見た? 浅見理都/講談社
  • 5位 違国日記 ヤマシタトモコ/祥伝社
  • 6位 霧尾ファンクラブ 地球のお魚ぽんちゃん/実業之日本社
  • 7位 家が好きな人 井田千秋/実業之日本社
  • 8位 狼の娘 小玉ユキ/小学館
  • 9位 ホタルの嫁入り 橘オレコ/小学館
  • 10位 零れるよるに 有賀リエ/講談社

各トップ10にランクインした作品は以上でした。

よくよく得点を見てみるとトップ10でも実はポイントが割れていて、ぶっちぎりの上位というわけではない様子が伺えます。

(各選者の1位が10pt、2位が9pt…と割り振られて総合点を競い、ランキングが作られています)

そんな中でもオンナ編1位の「うみべのストーブ」は100pt超えと注目を集めています。

ランキング上はオンナ編の1位ではありますが、オトコ編、オンナ編双方で投票した方が多かったようで得票も割れていました。

実質的に今年読むべきマンガ1位といえるのではないでしょうか?

「うみべのストーブ」について

うみべのストーブ 大白小蟹短編集

トーチwebで公開されたものや、自費出版作品、Twitter掲載作品7篇をまとめた短編集。

ストーブが喋りだしたり雪女が夏を楽しんだり…異端のものから見た風景を切り取りながら、人間の喜びや悲しみ、苦悩といった感情を描きます。

各話の末尾にある短歌が叙情を増す良いアクセントになっており、読後に余韻を楽しめます。

個人的には「海の底から」という話が特に共感できて好きでした。

この短編はなんとなく創作を諦めて、生活のために働きそこそこ充実してしまった人間にはすごく刺さるのではないかなと。

ネガティブを否定するでもなく受け止めてくれるような優しさがある、暖かい一冊です。

予想の振り返り

・オトコ編

◎本命 「サンダー3」 池田祐輝/講談社 →第4位

〇対抗 「バンオウ-盤王-」 綿引智也、春夏冬画楽/集英社 →圏外

▲単穴 「黄泉のツガイ」 荒川弘/スクウェア・エニックス →第2位

△抑え 「ダイヤモンドの功罪」 平井大橋/集英社 →第1位

☆大穴 「自伝板垣恵介自衛隊秘録」 板垣恵介/秋田書店 →圏外

・オンナ編

◎本命 「ふきよせレジデンス」 谷口菜津子/KADOKAWA →13位

〇対抗 「いやはや熱海くん」 田沼朝/KADOKAWA →3位

▲単穴 「おちたらおわり」 すえのぶけいこ/講談社 →圏外

△抑え 「艮(うしとら)」 山岸涼子/講談社 →14位

☆大穴 「天幕のジャードゥーガル」 トマトスープ/秋田書店 →11位

オトコ編は挙げた5タイトルからトップ5が3タイトルとまずまずの的中率となりましたが、競馬であれば本命が差されて穴馬に3着を割り込まれて馬券にできない、みたいな予想になってしまいました。

また5作挙げたうち2作が50位以内にも入らない圏外というのもなかなか…。

いや、まさか「バンオウ-盤王-」が来ないとは予想外でした。

トップ10にジャンププラスの作品が来なかったのも久しぶりな感じがします。

オンナ編は惜しいところは選出できているものの…トップ5で当たったのは「いやはや熱海くん」のみ。

やはり私の読んでいる範囲とは少しズレるようで…勉強不足でした。

うみべのストーブ」と「神田ごくら町職人ばなし」はどちらも読んでいた作品なだけに悔しいです。

昨年の大山海先生の「奈良へ」もそうですが、トーチコミックの爆発力は侮れませんね。

来年はこのあたりも予想に組み込みつつ、精度を上げていきたいと思います。

私のオススメ作品も全部おもしろいので、良かったら読んでみてくださいね!

それでは、また。

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